のぼりと旗の違い
2017.04.23

花火の柄ののぼりのぼり旗について色々と解説してきましたが、ここでふと気になる点がありますね。のぼり旗、一般的には旗をつけずに単にのぼりとして呼ばれるものですが、これも旗の一種なのかと。旗といわれると、棒があって四角の布がついていて、風に揺れているものを想像しますね。そしてのぼりと言われると、四角は四角ですが、長方形のものが棒についているものを想像します。確かにどちらも同じようなものではあります。また外国人から見ると、のぼり旗というのは珍しいものだそうです。あちこちに旗を立てていてとても驚くのだとか。そう、外国人からすればのぼりもただの旗であり、その違いがわからないのです。私たち日本人もまたのぼりと旗の違いについてよくわかっていないかもしれませんので、ここで一つ知ってみましょう。

ぱっと見てのぼりと旗の違いというと、前述したように形状の違いですね。のぼりは長方形の布、旗は普通の四角い布を使用しています。そしてのぼりは縦、横と両方でポールと呼ばれるような棒に固定されます。このおかげでしっかりと布が伸び、いつでもその内容を道行く人々にアピールし続けます。広告として使用するため、内容がアピールできなければ意味がありません。だらんと布がしおれてしまってはそれが出来ませんからね。一方旗というと一辺をポールに固定しています。そのため風がないと布がしおれてしまいます。よく応援団が旗を振っていますが、ああすることで布がばっと広がりますね。あるいはぐっと固定して掲げる事で風に当て、布を広げている光景も覚えがあるかもしれません。そして応援団の持つ旗って重そうじゃないですか。実際あれは、重いです。旗の生地は厚手のものを使用しており、しっかりしています。対してのぼりは薄い生地を使用しているため軽いのです。

旗というと国旗がすぐに思いつくでしょう。旗というのはそれを掲げる者たちにとって、自分の所属しているものに対するシンボルのようなものです。旗はスポーツなどによってそれを掲げる事により、国の象徴としてたなびきます。客席でも旗を振って応援し、選手や客が高揚しますね。他にも校旗や大漁旗もあります。これらに共通するのはその国、その学校、その船のシンボルとして掲げられるというもの。対してのぼりはその店のシンボルというより、店を知らしめるためのものとして立てられます。その店で何かが行われますよ、と道行く人に知らせるのです。神社ならば今日は祭りがありますよ、奉納してくれた人はこの人ですよ、と道行く人に知らせます。それが大きな違いですね。旗を掲げる目的が違う、それがのぼりと旗を分ける要素ではないでしょうか。

▲ ページトップへ